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皆さんこんにちは!
久保田行政書士事務所、更新担当の中西です。
さて今回は
~変遷~
目次
行政書士制度は、1951年に「行政書士法」が制定されたことから始まりました。
戦後の日本では、行政手続きの複雑化とともに、官公署に提出する書類作成を代行する専門家が求められていました。
当時は「代書人」と呼ばれ、許認可申請や契約書作成などを中心に業務を展開。
まだまだ「書類を代わりに書く人」というイメージが強い時代でした。
高度経済成長とともに企業活動が活発化。工場建設、運送業、建設業など、事業を始めるには各種の許可申請が必要でした。
行政書士は:
建設業許可
自動車登録
風俗営業許可
農地転用申請
など、多岐にわたる手続きをサポート。
「事業活動を支える許認可の専門家」として地位を確立しました。
経済の低迷により新規事業許可の件数が減少する一方、行政書士の活躍の場は 市民法務 へ広がりました。
遺言書作成・相続手続き
離婚協議書や内容証明の作成
在留資格・帰化申請など外国人関連業務
行政手続きだけでなく、人々の暮らしに寄り添う仕事が増え、「身近な街の法律家」 としての存在感が高まった時代です。
インターネットとITの発展により、行政手続きは徐々にオンライン化。
行政書士業界も大きな転換点を迎えました。
電子定款の作成
電子申請システムの普及
マイナンバー制度対応
これにより業務の効率化が進む一方、従来の「紙の書類を作成するだけの役割」から、ITリテラシーを持った手続きの専門家へと進化しました。
近年の行政書士業は、さらに業務が多様化・専門化しています。
国際業務:外国人労働者の受け入れ、在留資格申請、企業の海外進出支援
企業支援:補助金・助成金申請サポート、スタートアップ支援
市民法務:相続・遺言・成年後見などの高齢化社会に対応
デジタル対応:クラウドツール、AIを活用した書類作成・管理
行政書士は「行政手続きの代行者」から「経営や暮らしをトータルで支える専門家」へと大きく変化しています。
未来の行政書士業はさらに進化していくでしょう。
AI・RPAによる自動化との共存:定型的な書類作成は自動化され、行政書士は「判断・提案型」の業務にシフト
国際化の加速:外国人雇用、移民政策に伴う手続き支援の拡大
地域社会との連携:中小企業や高齢者支援の担い手として活躍
オンライン相談・全国対応の一般化
行政書士業は、
代書人の時代から
事業許認可を支える時代
市民法務に広がった時代
電子申請・デジタル化の時代
を経て、いまや 社会の多様なニーズに応える専門職 へと進化しました。
これからも行政書士は、暮らしと事業をつなぎ、安心と発展を支える存在であり続けるでしょう📜🏢🌍✨